チャンスの捕まえ方

中越地震で全村民が避難している山古志村でATM荒らしがあったそうだ。
事件としては、未遂で終わっているのだが、この犯人はスゴイ!
わざわざ被災地に盗みに行ってるんでしょ?
余震が続くあのキケンな状況下で、よくそんな発想ができるよね。
 
普通の人間なら、「地震怖いなあ」とか「困ってる人に何かできないかな」とか、「うちの近くでなくて良かった」とか考えるのがやっと。そこを、常識にとらわれない発想で、これは逆に盗みのチャンスと捉えてしまうんだからね。頭いいか、いかれているかのどちらかだ。盗みでなく、もっと生産的な事にその頭を使ったら、きっと立派な事ができるだろうに、もったいない。
 
チャンスとは、他人が普通、考えないようなところにある。
多くの人が見ている方向には、ろくなチャンスはないし、たとえあったとしても、需要と供給の関係で、リターンは低い。競争も熾烈。人の考えていないことを、考えよう。
 
投資家の頭では「希少価値は買い」。
逆バリの思想も大事。
みんなが「買い」と言ったら、自分は「売り」。
株を見てるとよく分かる。大衆は流されすぎている。
 
人の考えていない事というのは、実は山ほどある。
しかし、本当のチャンスはその中の一部である。
たくさんアイデア出しをして、その中から筋の悪い物は捨てよう。
筋の悪い物というのは、
・リターンが少ないもの
・リターンを得られるまでに時間がかかりすぎるもの
・リターンに比してリスクが高すぎる物
・実現性が低いもの
・やりたくないもの
といったところか。
しかし、工夫と粘り次第で、これらが克服できる事もあるので、簡単に捨ててはいけない。
とりあえず、保留にしとくべし。

 
せっかくのチャンスも時間が経つと、人が集まる。
チャンスが表面化してから動くようでは遅い。
どれだけ早くチャンスを見つけられるかが勝負。
先を読むことも大切。
 
そして最後に、思い切りも大切。
幸運の女神には前髪しかない。
通り過ぎたら、もう二度と掴めないのだ。
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/biz/332912も読んでみて下さい)