被災地の復興策を考える(その4)

東北と言えば日本酒。これらの復興も重要です。
そこで、酒蔵の被害状況を調べてみました。
まず宮城県についてまとめます。

宮城県酒蔵被災状況


これを見ると、それぞれ若干の被害や物流停滞による営業停止はあるものの、特に被害が大きそうなのは、
気仙沼市の角星、男山本店。
石巻市の墨廼江酒造、平孝酒造。
大崎市の新澤醸造店 。
名取市閖上の佐々木酒造店。
柴田郡村田町の大沼酒造店。
と言ったところでしょうか。


その他、津波被害甚大地域では、下記のような被害状況です。


陸前高田市の酒仙酒造は、NHKニュースに映されたように社屋が流された模様。社長は無事だが、安否不明の従業員の方もいるとのブログ記事あり


宮古市の菱屋酒造店は、従業員は無事。しかし、建物は全壊とのブログ記事あり。フジテレビにて専務が「復興を目指す」と語ったそう(ソース)。


釜石市の浜千鳥は、HP上で「工場、蔵及び商品に些少な損傷が見られた程度で、従業員全員無事を確認」とのコメントあり、被害は少なかった模様。


その他の地域は、下記のkwnPさんのサイトで見る限りでは、復興支援が必要なほど被害甚大な酒蔵はなさそうです。
東日本大震災:東北・茨城のお酒関係をまとめてみる


以上より、大きな復興支援が必要なのは、
今のところ、宮城県の7酒蔵と岩手の2酒蔵、というように絞込む事にします。ここにもファンドスキームが使えるのではないかと思っています。