はにかみ語録

下記の名言が、なかなか良かったので紹介します。
さすが、単なる「はにかみ君」じゃないですね。


●自分は世界一下手くそだと思いながら練習します。
世界で「一番」下手から、「二番」に下手まで上がれるように。
石川遼/プロゴルファー】


人間、慢心・思い上がりが一番の敵です。思い上がった時点で成長が止まってしまうんですね。自分の敵は、自分の中に。私も、世界一下手くそだと思いながら、仕事しなければ!

「地方の元気再生事業」だそうです


内閣官房内閣府から、「地方の元気再生事業」の選定地域が発表されました。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/index.html
全国1186件応募のうち120件選定したようで、東北では19件採択されたようです。
仙台は「自然と都市が共生する学都仙台再編プログラム」という内容で2千万円採択になっています。


東北の採択案件詳細は↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/siryou/pdf/tohoku.pdf


青森県大鰐町:パートナーシップで進める“小さな希望”創出育成事業
青森県弘前市ほか:白神ブランド化と首都圏商店街活性化をブリッジするプロジェクト
岩手県盛岡市:盛岡土産土法プロジェクト〜郷土の財産を活かした新しい価値の創造〜
岩手県軽米町:「わ かるまい」 雑穀の桃源郷づくりプロジェクト
岩手県二戸市:「浄法寺漆」による地域再生プロジェクト〜国産漆最大の産地が挑む元気再生〜
岩手県大船渡市ほか:奇跡の海三陸」浜の町再生プロジェクト
宮城県登米市:「東北圏地域づくりコンソーシアム」社会実験プロジェクト
宮城県仙台市:自然と都市が共生する学都仙台再編プログラム
秋田県鹿角市ほか:産業遺産・環境産業観光プロジェクト
山形県大蔵村東北芸術工科大学との連携による地域と観光産業活性化プロジェクト
山形県鶴岡市:つるおか森のキャンパス元気プロジェクト
山形県上山市:アスリートヴィレッジと市民活動の融合による滞在型快適温泉地環境プロジェクト
福島県喜多方市:日本一の蔵再生によるまちおこし
福島県二本松市岳温泉日本一の健康保養温泉地創造事業
福島県西会津町:『健康万歳!!田舎・暮らしの知恵袋と健康ミネラル野菜・ICTの共鳴』
新潟県南魚沼市地域資源と現有する社会資本(外国人力)を活かしたまちづくり
新潟県小千谷市里山再生よりみち大学
新潟県長岡市:いつまでも住み続ける法末拡大コミュニティ展開プロジェクト(震災復興から元気再生へ)


ほとんどの案件は、国内市場に需要喚起する内容ですよね。縮小均衡する国内市場をみんなで奪い合うのですから、「元気」というより「疲労」になりそうな気がします・・・
総額24億円のバラマキですかね。

モノ作り礼賛とナショナリズム


今日は、ある交流会に参加してきました。
名刺交換等、個別の交流が行われた後、司会者を中心としてオープンな議論が行われました。年配の人の参加が多い交流会で、大学の先生や企業OBが多くいる会でした。当初、いろいろな意見が飛び交っていましたが、会場の論調は次第にモノ作り礼賛になっていきました。


「先人達は、素晴らしいモノを作ってきた」
「今の子供達はブラウン管を知らない」
プロジェクトXを見れば、みんな感動するでしょう!?」
「男の子は、本来手を動かしてモノを作ることが好きなはずだ」
「子供の理科離れをどうにかしなくてはいけない」


昔のモノ作り気概さえ復活すれば、日本の経済力は復活し、将来も安泰といわんばかり。しかし、モノ作りを愚直に進めてきた結果が、この経済衰退なのではないのでしょうか?「良いモノができれば売れる」という、マーケティング不在の職人気質が、ipodEeePCの台頭を許したのではないでしょうか?考えるべきは、モノ作りの向こう側なのであって、技術をどうビジネスに結び付けていくか、なのだと思うのです。そんな気持ちで聞いていると、私には、おじさま方がノスタルジーにひたってるとしか映りませんでした。


なかには、「モノ作りは他の国にはできない。日本人は有能な民族だから。」なんて言う人も・・・


ここにきて、はたと気がつきました!!
そうか、モノ作り礼賛は、形を変えたナショナリズムなのだと。日本は、政治や歴史に絡めてナショナリズムを語るのは、タブー的な雰囲気のある国です。しかし、ナショナリズム的な感情は、誰しも多かれ少なかれ持ち合わせています。その感情を他人にはばかることなく発露するために、彼らは自分達の持つ愛国心を、経済の話にすり替えて語っているのではないかと思うのです。


ナショナリズム愛国心も、それ自体は悪いものではないと私は考えます。それどころか、自分の生まれ育った環境や、自分の周囲の人々を愛する気持ちが生まれるのは、ごくごく自然な人間心理だと思います。しかし、その感情に左右されて、ことの本質を見誤ってはいけないと思います。過度な「モノ作り礼賛」には、その危険性があります。


将来の日本経済を考える上で、技術の有用性に関しては私も否定しません。ですが、必要なのは「昔のモノ作りに帰る」ことではなく、「新しいモノ作りを作る」ことだと思います。

3Dプリンターで世界は変わりつつあるようです


以前、3Dプリンターについて書きましたが、


・3Dプリンター!!
http://d.hatena.ne.jp/takeixxx/20070905
(↑映像こちら)


・3Dプリンターで世界はどう変わるか
http://d.hatena.ne.jp/takeixxx/20070910
(↑予想はこちら)


ここで書いた予想が現実になりつつあるような記事を見つけました!!

・3DCGからフルカラーの立体フィギュアを作成するサービス開始:マイコミジャーナル
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/07/11/033/index.html


他の応用分野として「ユーザー各人に合わせた義手・義足、入れ歯や差し歯、メガネフレーム」と書いたけど、もっと商業ベースに乗りやすいような応用分野はないだろうか?・・・

学習と人脈の高速道路

今日は、東京出張ついでに、異業種交流会に参加して来ました。SVITというシリコンバレーにゆかりがある人が集まった会で、今回はゆかりの無い若者もウェルカムということで行ってきました。


いろんな人がいて、面白かったのですが、
一人、しっかりスーツを着込んだ大学1年生が参加していました。


私がこの会を知ったのは、昔お世話になった中村孝一郎さんのブログからなのですが、そのブログ上で参加者募集の呼び掛けが行われていました。彼も、このブログを見たそうで、中村さんのことは全然知らなかったけど、完全にWEBだけのつながりで申し込んだとのことでした。
それが、私には驚きでした。


彼は、少し緊張の面持ちで、遠慮がちにしているようではありましたが、このような場に出てくる心意気は、素晴らしいと思います。そして、大学1年生が、このようにWEBからホイホイと、人脈をワープして来ることに凄さを感じました。梅田望夫さんが、「WEBは、学習の高速道路をもたらした」と言っていましたが、WEBは人脈の高速道路も作ったんだなあ、と感慨深く思いました。


私の学生時代には、大学1年生がこんな場に出てくることは考えられませんでした。周囲にいるのは友人か教員か親戚のおじさんと言った感じで、どこにもそんな接点は無かったからです。でも、今はできます。自分が臆すことなくその気になれば、政治家人脈にも、セレブ人脈にも潜り込むことができます。


IT・WEB環境が、物心付いた時から当たり前に周囲に存在する世代を、ハチロク世代というそうですが(参照1参照2)、この世代は、得体のしれないパワーを持っていて、今後期待できると思っています。

大陸的人脈術のすごさ


人脈作りの大切さを説いた本は多いですが、この記事はすごいです!
さすが中国人。


人脈作りのためなら、あらゆる手段を尽くすのが中国流:NBonline
http://business.nikkeibp.co.jp/article/nba/20080702/164214/

<大手パソコンメーカーの社長と知り合うための方法>
【1】社長が通った中学から大学までの出身校を調べる
【2】社長が住む自宅の住所を調べる
【3】社長が参加している地域のスポーツクラブ、ゴルフクラブを調べる。そこに参加して、社長の同級生や先輩と知り合う。また、社長がいつもお世話になっている人を知る
【4】社長のコレクション、好きなものを調べる
【5】社長と出会えて挨拶ができたら、名刺交換をして必ず一緒に写真を撮る(今なら携帯で)
【6】社長にお礼のメールと手紙を送る
【7】社長に送る手紙には、簡単なお土産を添える(それもその人が好きなものを入れる、できればプレミアムがつきそうなもの)
【8】確実に自分の名前を印象付けるため、定期的に「旅行に行ったので」と何かと理由をつけてお土産を渡す
【9】社長がいつもお世話になっている人に同席してもらって食事をして、本来の目的であるお願い事を聞いてもらう


私は割と、人脈作りには熱心なほうですが、それでもこの例に比べればずっとタンパクです。
そうか〜、ここまでやってもOKなんですね!
犯罪でもなんでもないですもんね。
「人脈作りは、通常こうやるもんだ」と、勝手に固定観念を作っていた自分は、まだまだだと思いました。

I社のすごい研修


先日、Y崎くんに、I社の新人研修の内容を聞きました。
これがまた、スゴイので、ちょっと聞いてください。
基本的に「無理な課題を与えられて、それを解く」という実習を繰り返し行うのだそうです。


・例えば、来場者3万人のイベントで、名刺を1.2万枚集めろと言われる。
・はじめは皆ブーイング。「無理だ、無理だ」の大合唱。
・とはいえ、課題が撤回されるわけもなく。
・しょうがないので、どうやったら達成できるか、作戦を立てる。
・普通にやっていたら達成できないので、客とのトーク、役割分担、業務フローなど、とことん考える。
・例えば、ブース来訪者だけでは1.2万人に足りないので、通路通行人からも名刺ゲットする。名刺獲得が上手な人間を最前線に、他の人はそのサポートをして効率を最大化するなど。
・実際にイベントが開始されてからも、1時間毎に獲得名刺枚数のチェック、収集ペースを計測する。
・ペースが目標達成に足りなければ、リアルタイムに業務カイゼンをかけて、効率アップしていく。


こんな感じらしいのです。
3日間のイベントだったらしいですが、1日目3000枚、2日目4000枚、3日目5000枚、とカイゼン効果で成績が上がって行き、みごと1.2万枚を達成してしまった、とのことでビックリ!だって、イベント来場者の1/3から名刺集めてしまったってことですよ。私の今までの経験では、あり得ないです。


こういった実習を繰り返していくと、みんなが、だんだん課題に対して「無理だ」と言わなくなるそうです。「どうすれば達成できるだろう」という前向き思考になり、「自分たちに不可能なことは無いのでは」という共通認識を持つようになるのだとか。


これは、すごい!
ひょっとして、これこそ今の教育に一番必要なことなのではないでしょうか!?
考えさせられます。