ホリエモン復活!?

9月の記事なので、少し古いのですが、知らなかったのでご紹介。
なんと、ホリエモンが復活してブログを書き始めたようです。ブログの内容は、今のところ割と普通ですが、下記記事の内容はすごいです。


沈黙を破ったホリエモン,ITを語る:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Interview/20080910/314505/


当時、ホリエモンは球団買収やテレビ局買収を試みて失敗しましたが、その後は、ソニーを買収することを計画していたそうです。

そこで次にチャレンジしようと考えていたのが,ソニーのブランドと技術力を活用して,いかにネット時代の流れに則した企業に変革させるかだったわけです。

 ソニーが魅力的だったのは,音楽と映像のコンテンツを保有していること。それにオーディオ機器やモバイル,有機ELなどの技術。金融商品もあり,FeliCaの技術もある。逆にいらないと思っていたのは,大型テレビなどの家電製品で,中国の家電メーカーに売却するつもりでした。ゲーム機事業もいい時はいいが悪い時のリスクが大きいので,マイクロソフトに売却してしまえばいいと考えていました。

 そうして経営資源選択と集中をして,iPhoneのような事業を展開できれば,コンテンツ力はAppleより強いわけですし,それがソニーの原動力になると信じていました。

 ソニーの当時の時価総額は4兆円くらいだった。ライブドアが2000数百億円弱の現金を持っていて,増資による自己調達で4000億円くらい,村上さんからも7000億〜8000億円くらい出してもらい,合計で1兆数千億円のファンドを作る。さらに,LBOレバレッジド・バイアウト)でソニーの資産を担保に資金を調達すれば,TOB(株式公開買い付け)により議決権ベースで50%超の株式は取得できるかなと。さらに,ソニーの取締役は半数以上が社外取締役なので合理的な反対理由がなければ,それは友好的TOBになったはずです。

 フジテレビ買収の時は敵対的TOBしかなかったのですが,ソニーの場合はそうではないやり方ができると考えていました。そんなことを2005年11月ごろから考え,逮捕の直前まで具体的な策を練っていました。

こんな事が実現していたら、エライことになっていましたね。ソニー内外の反発は必至だったでしょう。でも、こういうグランドデザインを描けるのが、彼のすごいところだなと思います。事業構想をする際に、普通の企業がカイゼンレベルで考えるところを、ホリエモンだけがイノベーションレベルで考えている感じです。例えて言えば、これまでの人々は一掻き一掻き汗水たらして、素手で砂山を積み上げてきたのに、そこにショベルカーで乗り込んで来て根こそぎ解体・再構築するようなもんです。そりゃ反発食いますね(笑)


しかし、そこに当時の私たちは(少なくとも私は)、ある種の期待を持っていたことも事実だと思います。つまり、「日本が変わるかもしれない」「日本も変われるんだ」という期待です。ホリエモンには、賛否両論ありますが(というか否が大勢ですが)、今後、日本をそしてこの地域を変えたい私としては、参考にそして反面教師にしたい人物です。