妹が身をもって教えてくれた事

takeixxx2007-03-14



3月12日は、妹の命日、一周忌でした。
去年の今頃、私はその死にショックを受け、泣き叫び、いろいろ考えました。
なぜ妹があのような行動に出てしまったのか。
そして、その中で、大切な事に気づきました。
それは


「私たちは、何かの役にたつ事で、自尊心を保ち、
生き続けることができているのだ」


という事実です。


「自分は何の役にも立たない人間だ」自分自身でそう思いながら、明るく生きていける人はいません。「何の役にも立てない自分」を発見した時に、ヒトは絶望してしまいます。自尊心を失ったり、自分の存在意義を見出せなくなってしまい、ついには死に至ることもあるのです。


その事を考えると、困っている人を助けたり、他人の役に立つというのは、結局、自分のためなのだと思います。他人の役に立つことで、自分の存在意義が生まれ、自尊心が生まれます。他人の役に立つことで、自分が生かされているのです。これに気がついてから、托鉢やバクシーシの精神が、深く理解できるようになった気がします。「情けは人のためならず」も、この事を言っているのではないかなと思います。


世の中には、他人の役に立ちたいのに、不幸にして役に立てない人もいます。自分が、他人の役に立てるという事は、実はとっても幸せな事なのだと思います。


そんな事を、妹は身をもって教えてくれました。
私は、これからこの教えを大切にして生きていこうと思います。


また会える日を楽しみに。