バイオビジネススクールのアツい人々!!

 
バイオビジネススクール初回に行ってきました。
宮田満氏の基調講演で幕をあけたのですが、あの人、異常です!3時間しゃべりっぱなし、しかも中だるみも一切無し。バイオを世界的・歴史的・地球的に横断する内容で、頭の中をグルングルンとかき回された感じです。RNA大陸、メタゲノム解析などでヒトや生物に関する知識が爆発的に増加しているという事、1998年前後に起こったバイオ第二の技術革新が商業化フェーズに入った事、知識資本主義に入り人材をどう作るか創造性をどう作るかの勝負になった事などなど。3時間興奮しっぱなしでメモを取り続けました。
 
その後は交流会です。案の定、すごい人もたくさんいました。
 
某有名バイオベンチャーの方、某高収益企業のDNAチップ開発担当者、大手製薬企業で弁理士をしている方などが参加していました。若手弁護士の方もいて自分の差別化のために参加したそうです。会場は、大阪だったのですが、東京やつくばから来ている人もいましたし、広島から自費参加の人もいました。この人は参加費+交通費で60万円以上を自分に投資しているのです。土曜日をつぶして!ABS(アタッカーズビジネススクール)にも参加したことがあるようで、あそこはむちゃくちゃモチベーションの高い人が集まっていて超刺激的とのことでした。興味のある人は行ってみてください。人生変わると思います。
 
何人かに声かけて、中華料理屋で2次会をしました。
上司を動かす方法について話題が出たのですが、コツは「自分の言葉で語らない」ということらしいです。自分の言葉で語っても「その意見はお前だけだろ」と言われ絶対通してもらえない。それよりは、ニュースやWEBなど自分の意見を裏付けるような証拠を探してきて、それをなにげなく見せる。見せ続ける。そして、上司がいつの間にか自発的にそう思うように仕向けるのだとか。「上司を教育しなくてはならない」というような話でした。その人は、日経新聞日経産業新聞日刊工業新聞の3紙を毎日クリッピングして会社内に配っているそうです。もちろん、自分の意見・分析を裏付ける記事をそっと配信しているのです。それを3年間続けているとかでビックリです。他にも、業界情報、経営分析のレポートを事あるごとに作り、部長クラスに提出し続けたり、自分のアイデアを提案しているそう。情報収集にも余念がなく、会社帰りに、毎日、本屋で2冊は立ち読みしてから帰るとかで、その努力はハンパじゃないです。
 
最近思うのですが、「本当の自信」って、他人より努力を積み重ねることでしか得られないんですね。能力があるから自信が得られるのではないのだと思います。王貞治イチローも中田も中村も、誰よりも努力を積み重ねたから、それを根拠に自信を持てるようになったんだと思います。大して努力もしてないのに持つ自信は「虚構の自信」です。「俺には能力があるんだ」という自惚れです。そういったものは、目の前の成功・失敗に一喜一憂してすぐに崩れてしまいます。「本当の自信」は短期的に失敗しても崩れたりはしません。「自分は着実に前に進んでいる。しかも、俺より努力している人は他にいない。」と実感することができるからこそ、今日失敗しても、必ずそれを修正して、明日は成功することができると信じることができるのです。「本当の自信」は努力の上にしか立脚できないものなんだと思います。
 
いろいろな人と話をして、くやしい!負けたくないっ!と思いました。
俺、もともと平和主義者で争い事は好まないタチなのですが、
なかなかどうして、結構負けず嫌いのようです(笑)