「仕事」とは、「書類を作ること」。。。。

ひさ〜しぶりの更新。
 
まだ報告してなかった人もいると思いますが、就職しました。
山の上の大学で、産学連携コーディネーターをしています。
このブログは、日々の気づきを「自分用のメモ」と「他人へのフィードバック」としてクリッピングしています。これからも不定期更新ですが、どうぞよろしく。
 
 
さて、就職してみて第一に気づいた事は、
「仕事」というのは、「書類を作ること」だったんだ!という事。
とにかく、書類を作らなければ、はじまらないのだ。
・何かを進言したけりゃ提案書を作る
・何かをやるなら企画書を作る
・終わっても気を抜かずに報告書を作る
・議論をする前には、その参考書類を作る
・議論が終わって、また議事録を作る
・何か申し込むときには申請書を作る
ほらね、嫌になるでしょ?
ホント、日々、書類を作っている印象です。
 
大学院生時代、「仕事」とは、「論文を読むこと」「実験すること」「思考すること」「論文を書くこと」であった。論文を読むことは毎日のようにやるが、書くことは1年に数度しかない。仕事=実験というのが院生の持つイメージだ。
 
また当時、社会での「仕事」に対して自分が持っていたイメージは「営業に回ること」「製造すること」「販売すること」「チームをまとめること」「チームを動かすこと」などだった。体を動かすことがメインで、書類は付随的に作るものというイメージであった。
 
ところが、実際に働いてみて、「書類を作ること」の比重がとても重いことに気づいた。
もちろん、職場によって異なるだろうし、「仕事の本質はそこには無いよ!」という声があることも重々承知している。しかし、今まで自分が持っていた仕事に対するイメージとギャップがあるので、特に強烈な印象をうけてしまった。書類作りを嫌ってみたところで、人と人とのコミュニケーションの手段が、基本的に書面なのだからしょうがない。文字が発明されてから、何十世紀も経つのに、いまだにこれ以上に効率の良い伝達手段が発明されていないのだ。文字なら、不特定多数と一度にコミュニケーションする事も、時間を超えてコミュニケーションする事もできる。もし、あなたが文字を凌ぐようなコミュニケーション手段を発明できれば、でっかいビジネスを起こせることは、間違いない。
 
学生時代、国語は軽視していた自分だが、文章の読み書き能力は本当に大切だと思う。仕事の能力とは、読み書きのスピードに規定される部分もある。もし、自分に子供ができた日には、そこは手をかけて育ててあげたいと思う。