少子化が日本を救う?

少子化によって、日本の国力が増すかもしれない。
突然、そんな仮説を思いついた。(ここでは、年金問題は全く考慮してません)
その根拠は2つ
 
1.危機感、責任感
晩婚化→少子化によって、20年後の若者は、年老いた両親を持つ事になる。しかも、一人っ子。両親の背中が年々小さくなるのを感じた若者は強い危機感を持つだろう。さらに、他の兄弟にまかせて逃げる事もできないので、強い責任感も持つようになる。この危機感と責任感によって、若者は大きく成長するに違いない。
ところで、20年後には、外国からの移民受け入れが始まっているかもしれない。これにも危機感と責任感を感じる人間が増えるはず。
 
2.都市部人口の増加
堺屋太一によると、ルネッサンスは人口減少の中で起きたらしい。
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2003/0424.html
「1340年にはイタリアの人口は930万人だったが、1500年には550万人になっていたという。そしてその間に、ルネッサンスの文化が花開いた。人口が減ると人々は生産性の低い土地を捨て、生産性の高い土地と職業に集中した。すると一人当りの生産性が高まり給与が増える。工芸品を購入する余裕が生まれ、教会などへの献金も増えた。このため手工業が栄え、祭も教会建築も盛んになった。」
 
人口減少すると、効率の悪い土地・産業が衰退して、人的資源の再配置が起こるというわけだ。今後日本でも、これと同じ現象が起きる可能性がある。農地法の改革により株式会社の農地保有が認められれば、農業が大規模化して離農する人間も増えるかも。そうすれば、都市への人口集積が進むかな。都市で人口集積すれば、人間の相互作用も増えて、優秀な奴も増えるだろう。人口が分散しているとビジネスも成立しにくくなるから、これはいい事かもしれない。
 
フィンランドのように、人口が少なくても産業が強い国はある。日本は今後、どのような道を歩むのだろうか。。。。
 
って、俺らが決めるんだね。とりあえず、選挙行こうっと。