プサン、船の旅。

プサン旅行から帰って来ました!
以下、旅のまとめ。


・最大の収穫はハングル文字が読めるようになったこと。半日の練習でいける。読めるととても面白い。
反日感情などを心配したが、たくさんの親切心と触れ合うことができた。やはり基本的に良い人が多いことを確認できたのも収穫。日々ネットを見ていると、自分が知らず知らずに右寄りの意見の影響を受けてしまっているようだ。やはり、基本は人間対人間。意見の相違こそあれ、平和と幸福を願う気持ちに変わりはない。お互いに話せば、分かり合えないことはあるまい。
・韓国の産業はやや層が薄い印象。コンビニに入っても、ビールやお菓子の種類が日本ほどには多くない。また、財閥の力が強いからかロッテやLGがデパートやマンションまで作っている。プレーヤーの数が限られてるなと感じた。
・韓国と言えば激辛の印象が強いが、それほど辛いものばかりではなく、むしろ甘いものが好きなのかも。カルビは甘みが強いし、トッポギ風せんべいやポテトチップスまで、やや甘い味付け。
・いつも感じることだが、外国と比較すると日本社会は過剰に品質が高い。それが日本の強みだから良い面も多いが、品質最大化のためにコストを度外視するのは問題。もっと利益最大化を狙わないと。
・船の旅は、国境越えが手軽。いつのまにか、外国に着いている。入国時の手続きも簡単な感じがする。
・韓国の人は、派手好き。老若男女みな鮮やかな原色を身にまとっている。それに比べると、日本人は地味好き。モノトーンやアースカラーを着てる人が多い。国民性が現れていて、面白い。
・釜山から1時間ほどの慶州にも行った。ここには仏国寺と石窟庵の世界遺産がある。新羅時代の石造りの塔や仏像はなかなかのもの。博物館にあった金の冠なども緻密な装飾がほどこされていて素晴らしかった。しかし、ここ数十年に再建したという木造建築や仏像はひどい。中学生レベルの造形で、完全に手抜きだと思った。作るなら良いもの作らないと、もったいない。
・韓国から日本への旅行者が増えている。ウォン高ということもあるが、エンターテイメントの発達した日本が巨大テーマパーク化しているのだと思った。温泉やゴルフを目当てに来る人も多いらしい。
・船の旅は、速度がゆっくりなので距離を肌で感じることができる。港から離れて行くときや、到着時には旅情を感じる。
・船の上から対馬を見たが、対馬はむちゃくちゃデカい。小島のイメージがあったが崩れた。島の中に山がある…。というか、いくつもの山が連なって山脈のようになっていた。予備知識がなければ、釜山に着いたかと思うぐらいだった。